【新規就農者 必見】ここが変わった!農業次世代人材投資資金(旧 青年就農給付金)

こんにちは!焼き芋農家のありさ です。

今回の記事は農業次世代人材投資資金(旧 青年就農給付金)についてまとめてます。

平成24年から青年収納給付金という名前でスタートしたこの給付金。今年度(平成29年)から名前を替え、制度の内容も新しくなりました。

昨年度に比べ内容がかなり変わったので、申し込みを考えている人は要チェックです。

農業次世代人材投資 資金とは

次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農前の研修を後押しする資金(準備型(2年以内))及び就農直後の経営確立を支援する資金(経営開始型(5年以内))を交付します。

引用:農林水産省

独立・自営就農する新規就農者に対し年間最大150万円を最大7年間交付する(準備型2年、経営開始型5年)というものです。

しろくまくん
準備型も含めると7年でなんと最大1050万円交付がうけられるのです!
ペンギンさん
すごい制度だなぁ!!
交付額は前年の所得によって変動
前年所得100万円以下→交付金150万
前年所得100万円以上350万円未満
→(350万円-前年の所得)×3/5 

旧 青年就農給付金との違い

大きく変わったのは以下の4点

  1. 交付金返還義務ができた(要件を満たさないと返還が必要)
  2. 各農家にサポートチームがつく
  3. 3年目に中間評価が行われる
  4. 中間評価で成績優秀者にはボーナスが交付

 

1,交付金返還義務ができた

最大の変化はこの交付返還義務ができたこと。

「交付期間と同期間農業を続けること」が要件化されました。

5年間交付を受けたら、交付終了後5年は農業を続けなさいよ。つまり合計10年は続ける覚悟を持ってください。続けられないなら交付金は返還してねということです。

しろくまくん
例えば、5年間交付をうけてその後4年間しか農業を続けられなかったら、1年分の返還ということになるよ

今までの青年給付金ではこの返還義務がありませんでした。おそらく、貰うだけもらって、その後農業を続けることができなかった人が続出したのでしょう。

これから農業を始められる方には残念なお知らせですが、ボーナスタイムは終了しました。制度として、かなり厳しくなった印象です。

ペンギンさん
最初から返還義務つけといたらよかったのにね
補足1
農地の過半を親族から借りている場合、交付期間中に所有権移転しなかった場合も返還義務が生まれます
補足2
農業所得が350万円を超えた場合も交付停止となります

2,農家にサポートチームがつく

本制度から、各農家に経営・技術、営農資金、農地のそれぞれに対応するサポートチーム(3名以上から構成される)がつくことになりました。

しろくまくん
交付期間、サポートチームと一緒になって農業経営ができます!
ペンギンさん
返還義務はプレッシャーだけど、サポートチームがつくのは心強いね!

3,3年目に中間評価が行われる

経営開始型3年目に、中間評価が行われます。評価が低ければ交付が打ち切られます。

評価は3段階

  • A・・・目標の9割以上 交付を継続
  • B・・・5割以上9割以下 サポートチームの指導に従い、経営改善をすることを条件に交付を継続
  • C・・・5割未満 ①自立経営が困難だと見込まれる②サポートチームの指導に沿った改善を行う意思が低い。いずれかに該当する場合は支援を打ち切る。
しろくまくん
もしC評価であっても、サポートチームの指導に沿う意向があれば、交付は続けてもらえる可能性もあるようです

4,中間評価で成績優秀者にはボーナスが交付

さらに、中間評価において評価がAとなった人が、今後の対象期間と引き替えに、さらなる経営発展に向けた取り組みの資金を受け取ることができます。

交付額は3年目に交付を受けるはずであった額の2倍(上限150万円)です。

ペンギンさん
中間評価でAを取り、このボーナスをもらって制度を卒業するというのが一番理想的な形だね。
補足1
ちなみに、この場合は3年間交付を受けたことになるので、交付終了後3年間は農業を続けることが要件です。 

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資金の交付要件

交付をうけるには以下の7つ全ての要件を満たしていることが必須です。

  1. 45歳未満の新規就農者
  2. 独立・自営就農であること
  3. 青年等給付金計画が実現可能な計画であること
  4. 農家子弟の場合は新規参入者と同等の経営リスクを負うこと
  5. 人農地プランに位置づけられている、または中間管理機構から農地を借りていること
  6. 生活保護・生活費を支給する国の他の事業と重複してないこと
  7. 青年新規就農者ネットワークに加入すること

1,45歳未満の新規就農者

「次世代の農業者となることに強い意欲を有していること」とあります。青年等給付金計画(3で説明します)を提出し、認定がおりればOKです。

2,独立・自営就農であること

具体的には以下の条件があります。

  • 農地の所有権または利用権を交付対象者が持っている
  • トラクターや軽トラなどを交付対象者が持っている or 借りている
  • 農産物の出荷・販売を交付対象者の名義で取引する
  • 会計管理を交付者名義の通帳で行っている

3,青年等給付金計画が実現可能な計画であること

経営計画書(5カ年)の提出が必須になります。

5年後に所得金額250万円以上(給付金、経費を除く)を設定する必要があります。さらに、計画2年目には最低100万円(5年目の目標金額の4割以上)の金額をあげることが要件となっています。

しろくまくん
経費が50%くらいかかるとして、5年後に500万円の農業所得が必要ということだね
ペンギンさん
結構ハードルは高い!

4,農家子弟の場合は新規参入者と同等の経営リスクを負うこと

親の畑をそっくり引き継ぐのではなく、新たな品目の作付けを開始したり、経営の多角化(6次産業化など)が要求されます。

5,人・農地プランに位置づけられている、または中間管理機構から農地を借りていること

  • 人・農地プランとは、集落・地域が抱える人と農地の問題を解決するための「未来の設計図」のこと(地域によって、無い場合もあります)
しろくまくん
地域の農林課 or 農業委員会に問い合わせてみよう

6,生活保護・生活費を支給する国の他の事業と重複してないこと

これは雇用保険も適応されるので、要注意!

7,青年新規就農者ネットワークに加入すること

これは簡単!農林水産省のページからメールアドレスを登録するだけです。

青年新規就農者ネットワーク「一農ネット」でつながろう!

配信登録はこちらから。

最後に

新しくなった制度のまとめ、いかがでしたでしょうか。今までとは打って変わって、かなり変更がありましたね。

まだ情報が少なく始まったばかりで事例もありません。今後どのように運用されるのか。混乱は起きないのか、申し込もうとしている身としては、結構不安が大きいです。

今後、新たに上がってくる情報があれば追記していきたいと思います。

それでは、また-!

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なかじまありさ

体の不調をきっかけに健康と美容に興味を持つようになる。便秘・肩こり・外反母趾をなおすために情報を収集し、ブログで発信している。お灸や鍼、薬草手当、ヨガなど東洋医学系のものが好き。